イノシシ対策 水稲ほ場維持に力を発揮しました。

 対策を施して2か月が経過したので、現地を訪問させて頂きました。
設置当日は、直ぐに豪雨となってしまい、見本的に数カ所設置しただけで撤退することになってしまいました。
後日、参加された皆さんで山林の敷地に設置して頂き、イノシシを山林から侵入させない事が出来るか観察して頂きました。
 また、当該地域では、8月からイノシシや熊の出没が頻繁になったそうで、設置場所以外でイノシシに侵入された皆様から相談が相次いだ為、ストック分を緊急配布され対応されたそうです。現地も見学しましたが、設置もしっかり指導されていました。
 訪問時には、対象ほ場も追加対応された皆さんも無事収穫を終えられていました。そして、喜びと驚きの声を聴かせて頂きました。
【経緯】
 新聞掲載を読まれた某自治体様から、今春にご相談を頂きました。その内容は、非常に難しい条件ではありましたが、とても切実な状況でしたので、お手伝いさせて頂く事に致しました。早速、お世話になっている狩猟の方にも相談したり、現地の環境を何度も遠隔で打合せしました。更に、条件の近い千葉県の環境で、設置方法のアレンジを繰り返し行い現地対策に臨みました。現場は、山林に隣接した被害の絶えないほ場4面で、山林と接する距離が約600mあり、獣道もあちらこちらに出来ている状況でした。

イノシシに侵入されていた水稲
隣の山林内へ対策を行い侵入がなくなる

Follow me!

投稿者プロフィール

Office try
Office try
代表 敦賀 智行
日本大学理工学部工業化学科卒業、東京都出身、趣味 ゴルフ。建築資材メーカーでセールスエンジニア、営業企画に携わり、その後、内装工事企業でラッピング事業を担当させて頂きました。業界を超えた視野を広めたいと考え業務委託形態でリゾートホテル営業を経験しながら、ラウンド中に芝生の掘返し被害に遭遇したことをきっかけに、獣害対策に興味を持つ様になりました。そこで対策が確立していない難しさを知り、2019年から本格的に獣害対策の研究を開始する事となりました。
素材や設置方法に工夫を凝らし、獣害で悩む人を一人でも多く救いたいと考え、野生動物との共生を研究しています。